キャデラック初のラグジュアリーEV「キャデラック リリック」 試験走行を80%完了

2022年第1四半期の生産開始に向け、開発の最終局面へ

2021-12-10


 

キャデラック初のラグジュアリーEV「キャデラック リリック」

試験走行を80%完了

2022年第1四半期の生産開始に向け、開発の最終局面へ

 

本プレス・リリースは2021年11月22日に米国で発表された英語版プレス・リリース(https://media.cadillac.com/media/us/en/cadillac/home.detail.html/content/Pages/news/us/en/2021/nov/1122-lyriq.html)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。

 

デトロイト発- ゼネラルモーターズ(GM)は、キャデラックのエンジニアが先ごろ2023年型「キャデラック リリック」の試験走行を80%終えたと発表しました。これはキャデラック初のラグジュアリーEVの開発における重要な局面であり、量産前の最終段階に入ったことを示しています。すべてのコンポーネントとテクノロジーが80%を満たしたことを確認し、エンジニアは「リリック」の生産前の微調整に邁進しています。

さまざまな路面や交通状況における「リリック」の性能を総合的に判断するために、キャデラックは、高速道路、都市部や郊外などでの走行シナリオを想定したルートを策定。このような実際の環境下で、エンジニアが走行性能、システムキャブレーション、および車載コネクティビティなどを評価しました。

エグゼクティブ・チーフエンジニアのジェイミー・ブルーアは、「まったく新しい電動パッケージで表現された包括的でラグジュアリーな体験をお客様にお届けするため、私たちは、『リリック』の実証走行試験(フリートモニター)や、バーチャルな環境でのテストに膨大な時間を費やしてきました。こうしたプロセスの中でも、細部に至る緻密なクラフトマンシップや直感的に統合されたテクノロジーを最優先することで、私たちはブランドプロミスを忠実に守り続けています」と述べています。

この80%段階の試験走行の結果、乗員の快適性や信頼性を高めるために新開発された車載オーディオシグネチャーなど、「リリック」のドライバーコントロールと感覚的な主要要素の性能評価が行われました。

ブルーアは、「現在、私たちは『リリック』のLEDスクリーンのタッチポイントを調整しています。これは開発車両の走行後に必ず行うのですが、今回もさまざまな部分に微調整を加えており、ほぼ完了に近づいています。このドライビングエクスペリエンスはお客様にも気に入っていただけると思います。これによってラグジュアリーEVに対するお客様の期待を一新するものだと感じています」と述べています。

「リリック」の発売スケジュールが9カ月前倒しされたのは、先進的なバーチャルでの開発やそれを支える並行プロセスによるもので、その結果、開発チームは試験走行を遠くニュージーランドで行いました。北半球での冬の訪れを待たずに、南半球の冬を利用して8月に寒冷地テストを実施したのです。

卓越した精度

「リリック」のシャシーの構造の中心となるのは「アルティウム(Ultium)」プラットフォームであり、これによって低重心や卓越したシャシー剛性、そしてほぼ50:50の前後重量配分を実現しています。こうした優れた特性から、エンジニアはかつてないほどの柔軟なシャシーチューニングが可能になり、キャデラックの乗り心地とハンドリング性能の哲学における新たなステージである“卓越した精度”(Isolated Precision)を実現しました。

リード・ディベロップメント・エンジニアのトッド・ブルーダーは、「『リリック』は、ねじり剛性が非常に優れています。その結果ステアリングとサスペンションのシステムで抜群のレスポンスを発揮すると同時に、ブランドの強みである快適性をまったく新しい次元にまで高めることができました」と述べています。

フロントとリアの5リンクサスペンションや周波数感応式ダンパーなどの技術も「リリック」の乗り心地とレスポンスを高めるのに役立っています。

5リンクフロント・サスペンションは、エンジニアがサスペンションブッシュを個別に調整することで、乗り心地やハンドリング性能を向上させています。発売時に「リリック」に標準装備されている周波数感応式ダンパーは、路面の小さな衝撃と大きなふくらみを区別します。これによりドライバーは、さまざまな路面状況においてより正確な制御を行うことができ、なめらかな路面ではさらなる快適性を提供します。

全車電動化の未来に向けて

2023年型「キャデラック リリック」の生産は、2022年春にテネシー州のスプリングヒルにあるGMの組立工場で開始されますが、同工場はEV生産拠点に転換するため、すでに20億ドルの投資が行われています。さらにスプリングヒルの新設バッテリーセル工場にも23億ドルが投じられています。

「リリック」の生産は、全車電動化の未来に向けての移行期間中、EVとエンジン車の生産のバランスを取るブランド戦略の一環として、他のキャデラックSUVと並行して行われます。

「リリック」は、発売にあたりEV専用のアーキテクチャによって実現された先進技術と卓越したパフォーマンスを発揮する充実した装備を搭載するDebut Editionが用意されます。12個のモジュールで構成される蓄電容量100.4kWhのバッテリーパックと後輪駆動の「アルティウム(Utium)」ドライブユニットにより、フル充電で最大出力340馬力と最大トルク440Nmを発揮し、航続距離300マイル(GM推定)を実現します※1

「リリック」は最大190kWの高速DC急速充電にも対応しており、約10分の充電で最大76マイル走行を可能にします※2。自宅で充電する際には、レベル2の出力19kWの充電モジュールを搭載することで、1回で最大52マイルの航行距離という業界標準で認可されている最速のスピードでバッテリー容量を充電できます※3

「リリック Debut Edition」はすでに予約が完売しており、追加モデルの予約は来夏に開始する予定です。

※1 GM推定値。EPAの公式推定値は未発表です。実際の航続距離は、気温、地形、バッテリーの経年劣化、車両の使用方法やメンテナンス方法など、いくつかの要因により異なる場合があります。

※2 実際の充電時間は、バッテリーの状態、充電器の出力、車両の設定、外気温によって異なります。詳細はマニュアルをご参照ください。

※3 出力19.2kW / 100Aの専用AC充電設備が必要です。現在、キャデラックの充電設備の取り扱いはございません。実際の充電時間は、バッテリーの状態、充電器の出力、車両の設定、外気温によって異なります。詳細はマニュアルをご参照ください。

 

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