キャデラック、ル・マン24時間レースに復帰
「キャデラックVシリーズ.R」3台が参戦!
本プレス・リリースは2023年2月27日に米国で発表された英語版プレス・リリース(https://media.cadillac.com/media/us/en/cadillac/home.detail.html/content/Pages/news/us/en/2023/feb/0227-cadillac.html)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。
キャデラックは、6月に開催されるル・マン24時間レースに、新たに「キャデラックVシリーズ.R」と名付けられた3台の新型レーシングカーで復帰し、ハイパーカークラスの総合優勝を目指します。
キャデラックのグローバル・バイスプレジデントであるローリー・ハーヴェイは、「キャデラック・レーシングがチーム一丸となって、ル・マン24時間レースに復帰できることをとても喜んでいます。キャデラック・レーシングは、過去20年にわたり、サーキットでの勝利という伝説を築き上げてきました。そして、レーシングの電動化というこのエキサイティングな新時代にル・マンに復帰することができ、非常に光栄に思っています」と述べています。
キャデラック・レーシングのラインアップ
3台の「キャデラックVシリーズ.R」は、1月28-29日の「第61回ロレックス・デイトナ24時間」でデビューし、「Vシリーズ.R/01号車」は、見事表彰台を獲得しました。「Vシリーズ.R/02号車」は4位、ウェーレン・エンジニアリングの「Vシリーズ.R/31号車」は5位に入賞しています。この3台は、ル・マン24時間レースではカーナンバーを変更して、ハイパーカークラスに参戦、競合たちと総合優勝を目指して戦います。
●「Vシリーズ.R/2号車」は、FIA世界耐久選手権にフルシーズン参戦していることから、自動エントリーとなりました。ドライバーは、アール・バンバー、アレックス・リン、リチャード・ウエストブルック。
●「Vシリーズ.R/3号車」は、01号車としてIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にフル参戦します。ドライバーは、セバスチャン・ブルデー、レンジャー・ファン・デル・ザンデ、スコット・ディクソンが務めます。
●ウェーレン・エンジニアリングの「Vシリーズ.R/311号車」は、31号車としてIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にシーズンを通して参戦する予定です。ドライバーはピポ・デラーニ、アレクサンダー・シムズ、ジャック・エイトケンの3名です。
GMスポーツカー・プログラム・マネージャーのローラ・ウォントロップ・クラウザーは、「キャデラックが世界で最も過酷なレースのひとつであるこのレースで、国際的に最も優れた選手たちと競い合い、そのレーシング・レガシーを築くことに、大きな喜びを感じています。私たちは米国を代表していること、そして『キャデラックVシリーズ.R』が私たちのレースの伝統を受け継ぐ素晴らしいマシンであることを誇りに思います」と述べています。
2020年、IMSAとWECの耐久レースのトップカテゴリーを収束させるための指針が発表されました。これを受けて新型レーシングカーの設計・開発はすぐに開始されました。
キャデラック・デザインとキャデラック・レーシング、シャシー・コンストラクターのダラーラ社が共同開発した「Vシリーズ.R」のデザインは、2022年6月に発表した「プロジェクトGTPハイパーカー」からヒントを得ています。このレースカーには、縦型ライトやフローティングブレードなど、キャデラックの特徴的なデザイン要素が盛り込まれています。
「Vシリーズ.R」は、ミシガン州ポンティアックを拠点とするGMのパフォーマンス&レーシング推進チームが開発した新型キャデラック5.5L DOHC V型8気筒エンジンを搭載しているのが特徴です。また、ボッシュ、ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング(現WAE)、エクストラックが開発したエネルギーリカバリーシステムを採用しています。
ル・マン24時間レースで2度の総合優勝経験を持つドライバー、アール・バンバーは、「キャデラックがル・マンに復帰し、総合優勝に挑戦することを私たちは楽しみにしています。米国の自動車メーカーが偉業を達成するのは数十年ぶりのことであり、目標達成に向けて強力に後押ししていきます」と語っています。
「Vシリーズ.R」は、2022年7月にサーキット走行での開発を開始し、2023年のロレックス・デイトナ24時間に向け、米国内のレーストラックで12,400マイル(約20,000km)以上を走破しています。
バンバーは、「このプロジェクトに最初から参加できたことは、特別な経験でした。2年ほど前のシミュレーターを使ったテストから、この旅が始まりました。素晴らしい旅で、冒険はまだ始まったばかりです。ル・マンまでの道のりは、きっと最高なものになるでしょう」と述べました。
ル・マンにおけるキャデラック
1950年、キャデラックは、ブリッグス・カニンガムとマイルズ&サム・コリアーがプライベーターとしてル・マンに初めて参戦しました。このときの「シリーズ61クーペ」は、いずれもキャデラックの5.4リッターOHV V型8気筒エンジンを搭載していました。
マイルズとサム・コリアーは、「プチ・パタオ/3号車」を駆り、総合10位でフィニッシュしました。ブリッグス・カニンガムは「ル・モンストル/2号車」をフィル・ウォルターズと組み、序盤にコースアウトするアクシデントがあったものの、総合11位となりました。
同年、シドニー・アラード、トム・コールJr.は、キャデラックエンジン搭載の「アラードJ2」で総合3位を獲得しています。
最近では、2000年、2001年、2002年のル・マン24時間レースに、キャデラックの4.0L V8ターボエンジン搭載の「ノーススターLMP」で参戦しています。
2000年は、フランク・ラゴルス、ブッチ・ライツィンガー、アンディ・ウォレスのチーム・キャデラックの「キャデラック ノーススターLMP/1号車」が総合21位、ウェイン・テイラー、マックス・アンジェレッリ、エリック・ヴァン・デ・ポールが姉妹車の2号車を駆り、22位でフィニッシュしています。
2001年には、テイラー、アンジェレッリ、クリストフ・タンソーの「キャデラック ノーススターLMP01」が、LMP900で15位に入りました。エリック・ベルナール、エマニュエル・コラール、マルク・ホーセンスのチームによる2台目の「LMP01」は、メカニカルトラブルでリタイアしています。
2002年は、「キャデラックLMP02」が2台参戦。アンジェレッリ、ティンソー、テイラーのチームは総合9位入賞となりました。ベルナール、コラール、J.J.レートによるもう1台のキャデラック「LMP02」は共同ドライブで、12位でフィニッシュしました。
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