キャデラック・レーシング、2024年のル・マン24時間レースに3台の「キャデラックVシリーズ.R」で参戦

2024-02-21


 

キャデラック・レーシング、2024年のル・マン24時間レースに

3台の「キャデラックVシリーズ.R」で参戦

 

本プレスリリースは、2024年2月19日に米国で発表された英語版プレスリリース(https://media.cadillac.com/media/us/en/cadillac/home.detail.html/content/Pages/news/us/en/2024/feb/0219-lemans.html)の抄訳版です。詳しくは、英文プレスリリースをご覧ください。

 

デトロイト発- キャデラックは、6月に開催されるル・マン24時間レースに3台のハイブリッド・レーシングカー「キャデラックVシリーズ.R」を投入し、歴戦のチャンピオンドライバーとチームの豊富な経験を結集して総合優勝を目指します。

キャデラック・レーシングは2年連続で、イベント主催者であるACO(フランス西部自動車クラブ)からクラシック耐久レースへの3台のエントリーを承認されています。2023年、キャデラック・レーシングはFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに初参戦し、「Vシリーズ.R/2号車」が表彰台を獲得し、「Vシリーズ.R/3号車」はサルト・サーキットで4位入賞。ウェーレン・キャデラックの「Vシリーズ.R/311号車」はクラス10位と大健闘しました。

グローバル・キャデラックのバイスプレジデントであるジョン・ロスは「キャデラック・レーシングが再びル・マン24時間レースに参戦し、3台のマシンでハイパーカークラスの総合優勝を争うことを大変うれしく思っています。2023年にこの歴史的な耐久レースで初の表彰台を獲得した後、私たちはこの成功をさらに発展させ、『キャデラックVシリーズ.R』のテクノロジー、革新性、耐久性をアピールするとともに、レースチームの卓越した能力と決意を示したいと考えています」とコメントしています。

キャデラック・レーシングの強力な陣営には、サルト・サーキットで5回の総合優勝とクラス優勝、12回のインディカー・チャンピオンシップ、2回のIMSAプロトタイプ・タイトルといった、モータースポーツ界で数々の栄冠を手にしてきたドライバーたちが名を連ねています。

●「Vシリーズ.R/2号車」はWECへのフルシーズン参戦により自動エントリーとなりました。ドライバーはアール・バンバー、アレックス・リン、アレックス・パロウ。

●「Vシリーズ.R/3号車」はIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のグランド・ツーリング・プロトタイプ(GTP)クラスに、01号車としてフル参戦します。ドライバーは、セバスチャン・ブルデー、レンゲル・ファン・デル・ザンデ、スコット・ディクソン。

● ウェーレン・キャデラックの「Vシリーズ.R/311号車」はIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスにシーズンを通して31号車として出走します。IMSA GTPチャンピオンに君臨するピポ・デラーニとジャック・エイトケンに加え、コ・ドライバーは今後決定される予定です。

GMのスポーツカー・レーシング・プログラム・マネージャーのローラ・ウォントロップ・クラウザーは、「2023年のル・マン100周年に参戦することができ、とても感動しました。新型レーシングカー、新チーム、新ルールで表彰台に上れたことは素晴らしいことです。私たちは2024年も前進を続け、昨年からの教訓を生かしてプログラムを強化し、ル・マンで世界最高峰と競い合えるよう準備しています」と述べています。

2号車の「キャデラックVシリーズ.R」は、WECデビューシーズンにおいて4度の上位5位入賞を果たし、100周年を記念したル・マン24時間レースでは3位入賞を達成しました。

2015年と2017年のル・マン24時間レース総合優勝者であるバンバーは「ル・マンにキャデラックが戻ってくること、そして総合優勝に挑戦することを、私たち全員が楽しみにしています。アメリカのメーカーがこれを達成するのは数十年ぶりのことであり、我々は目標達成に向けて強力に突き進むつもりです」と語っています。

キャデラックは、2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスですべてのトロフィーを獲得し、ウェーレン・キャデラックの「Vシリーズ.R/311号車」がドライバー/チームのシーズンタイトルとIMSAミシュラン耐久カップのタイトルを手にしました。キャデラックは2017年にプロトタイプ競技に参戦して以来、4度のマニュファクチャラー選手権と5度のIMSAミシュラン耐久カップ・マニュファクチャラー選手権を制覇しています。

デラーニ、エイトケン、ブロムクヴィストがステアリングを握るウェーレン・キャデラック「Vシリーズ.R/31号車」は、1月の第62回ロレックス・デイトナ24時間で準優勝し、2024年のIMSA GTP参戦をスタートさせています。3月には、アクション・エクスプレス・レーシングのマシンがセブリング12時間レースでの防衛を目指してレースに挑む予定です。

 

グローバル・コンペティション2年目

キャデラック・デザイン、キャデラック・レーシング、シャシー・コンストラクターのダラーラ社が共同開発した「Vシリーズ.R」は、2022年6月に発表した「プロジェクトGTPハイパーカー」のデザインに基づいています。このレースカーには、縦型ライトやフローティングブレードなど、キャデラックの特徴的なデザイン要素が盛り込まれています。

「Vシリーズ.R」は、ミシガン州ポンティアックを拠点とするGMのパフォーマンス&レーシング推進チームが開発した専用設計のキャデラック5.5L DOHC V型8気筒エンジンを搭載しているのが特徴です。

 

ル・マンにおけるキャデラックの歴史

1950年、キャデラックは、ブリッグス・カニンガムとマイルズ&サム・コリアーがプライベーターとしてル・マンに初めて参戦。いずれもキャデラックの5.4L OHV V型8気筒エンジンを搭載した「シリーズ61クーペ」でした。

マイルズとサム・コリアーは「プチ・パタオ/3号車」を駆り、総合10位でフィニッシュしました。ブリッグス・カニンガムは「ル・モンストル/2号車」をフィル・ウォルターズと組み、序盤にコースアウトするアクシデントがあったものの、総合11位となりました。

同年、シドニー・アラードとトム・コールJr.は、キャデラックエンジン搭載の「アラードJ2」で総合3位を獲得しています。

キャデラックは、2000年にル・マン24時間レースに復帰。2001年、2002年にも4.0L V8ターボエンジン搭載の「ノーススターLMP」で参戦しました。2000年は、フランク・ラゴルス、ブッチ・ライツィンガー、アンディ・ウォレスのチーム・キャデラックの「キャデラック ノーススターLMP/1号車」が総合21位、ウェイン・テイラー、マックス・アンジェレッリ、エリック・ヴァン・デ・ポールが姉妹車の2号車を駆り、22位でフィニッシュしています。

2001年には、テイラー、アンジェレッリ、クリストフ・タンソーの「キャデラック ノーススターLMP01」が15位。エリック・ベルナール、エマニュエル・コラール、マルク・ホーセンスのチームによる2台目の「LMP01」は、メカニカルトラブルでリタイアしています。

2002年は「キャデラックLMP02」が2台エントリー。アンジェレッリ、ティンソー、テイラーのチームは総合9位入賞となりました。もう1台のキャデラック「LMP02」はベルナール、コラール、J.J.レートが共にドライブし、12位でフィニッシュしました。

 

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